11月30日(水)に大分県立情報科学高校 情報電子科2年生の40名を対象に「高速で自立走行ができるAIカーのJetRacer」を活用したAI授業を実施いたしました。
講師は、株式会社Faboの佐々木 陽さまです。
株式会社GClue・株式会社Fabo代表取締役社長、工学博士、中央大学非常勤講師
佐々木 陽 氏
≪略歴≫
2001年に株式会社GClueを設立し、携帯電話関連のコンテンツ開発を始める。
2008年よりスマートフォン向けのミドルウェアの開発にシフトし、2015年に、ハードウェアの開発の子会社である株式会社FaBoを設立。
2018年よりAI RCカーのキット化や研修事業を開始、今にいたる。
◍Jetracerに関連した取組
2019年にシリコンバレーで DonkeyCarと出会い、日本国内でのAI RCカーのキット化や勉強会やAIカーレースの開催などをおこなう。
来年度よりAIに関する学科を新設・改編する情報科学高校では、
商業科(情報管理科・情報経営科)、工業科(情報電子科)でAI等の先端技術を活用した授業に取り組んでいます。
今年度、情報電子科では、Jetsonnano(ジェットソンナノ)を活用した画像認識の実習が行われており、
10月中旬より、JetRacer(ジェットレーサー)を活用した実習が開始されました。
今回の授業は、事前にAIに学習させていたデータとJetRacerを操縦して撮影したコースの写真を100枚ほど追加学習させて自動走行のデモを行いました。
また、最後には各グループでJetRacerがより上手く走行できるように修正作業を行い、AIカーのレースを実施しました。
生徒たちはとても楽しそうに授業を受けており、「ディープラーニングについて詳しく学ぶことができて良かった。」
「AI学習や自動運転の凄さと楽しさを学ぶことができた。」「AIの可能性を感じた、将来が楽しみだ。」等といった感想を述べていました。
今回経験したことが今後の授業や学習の発展に繋がれればと思っています。
引き続き、JetRacerを活用した実習は行われるとのことですので、
今後の取り組みにもぜひご注目ください !!