姫島ITアイランドセンターコワーキングスペースにおいて、県内外のIT企業や人材等が交流するイベントを開催するものでしたが、今年度、長引くコロナ禍により、姫島村とも相談の上、大分県外をオンライン対応することで準備を始めていました。しかしながら、本番ワークショップ(姫島開催)の1週間前に、コロナ猛威により、完全オンライ開催することになりました。
Design for New Normal (D4NN)
「新しい日常」 をデザインする。「価値の流れ」を中心に考える。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響は、グローバルに社会を変え、経済活動を変え、私たちの日常生活を大きく変えてきた。今回のワークショップは姫島を主舞台にしつつ、全国・海外も含めたオンライン参加とハイブリッドで、「自律型循環経済をどうデザインするか」を共通目標に、ポスト・コロナ時代=ニューノーマル時代のワークスタイル、ビジネス、ライフスタイルをデザインするワークショップ=ビジネス・アイディアソンを開催する。
本番ワークショップ(姫島開催)の前に、東京及び福岡でプレイベントを開催することで、企業誘致につながる集客活動を実施しました。
東京ではコロナの密を避けるために、プレイベント2回及びアフターイベント1回をオンラインにて開催。福岡では、東京ほどコロナ問題がなかったこと、また大分県が6月にオープンしたdot.(ドット)を活用することで、本番ワークショップ(姫島開催)との相乗効果を狙うために、密を避けてのオフライン開催としました。アフターイベントは、本番ワークショップ(姫島開催)の報告も兼ねました。オンラインということもあり、これまでの参加者も内容をレビューすることが可能となりました。
本番ワークショップ(姫島開催)<リゾート&リサーチ>の最適環境を擁する姫島で<ナチュラル>コースを設定し、リアル環境の島巡りを行って、キーマンから島の現状と未来についてお話をお聞きし、ニューノーマル時代のデザイン課題を確認し、未来ビジョンを描いて、実際のビジネスに結びつける作業を行いました。
また<ソーシャル>と<テック>では、AIなどの最新技術は、どう応用することで、本当に人間に役に立つ、人間を助けるツールとして使いこなせるのか、課題の確認、ビジョンの創造の作業を通して、未来につながるニューノーマルのビジネス・デザインを行いました。
日 時:令和2年10月29日(木)19:00~20:30
テーマ:「私たちは世界を変えられる」
内 容:「日本の求められる‟デジタル”」DBIC副代表 西野 弘
「共生社会の意義」内閣官房 オリパラ事務局 勝野 美江
参加者によるダイアログ
ファシリテーター:渋谷 健(フィールドフロー代表)*会津 泉(多摩大学教授)
日 時:令和2年11月26日(木)19:00~20:30
テーマ:「いろいろな人がいるから世界は面白い」
内 容:「多様性と包摂性で築く成長する共生社会 ー シンガポールでの取組み事例」
TomoWorkイニシアチブ・ファウンダー 百田 牧人
「共生する世界(仮)」国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP) 秋山 愛子
「世界とつながる地域社会(仮)」Boundless 代表 Dennis Chia
参加者によるダイアログ
ファシリテーター:渋谷 健(フィールドフロー代表)*会津 泉(多摩大学教授)
日 時:11月18日(水)16:00~19:00
場 所:大分県コワーキングスペースdot.福岡大名
テーマ:「シビックテックと島テック(Code for Fukuoka × Code for Islands)」
内 容:オープニング
姫島村長挨拶
大分県と姫島村の紹介
離島での生活紹介と課題提示(姫島+対馬・五島・甑島)
・姫島 ブレーンネット 松井部長
Ruby開発 天辰センター長
姫島エコツーリズム 伊井
・対馬 小宮大輔
・五島 白石洋一
・甑島 山下賢太
参加企業によるグループディスカッション
プレゼン及びクロージング
ファシリテーター:徳永美紗(Code for Fukuoka代表)
渋谷 健 フィールド・フロー株式会社 代表取締役/事業脚本家。
デジタルビジネス・イノベーションセンター(DBIC)のディレクターや北九州のコワーキングスペース秘密基地のエバンジェリストなどとして各地でオープンイノベーションの取り組みを推進する。
遠藤 諭 角川アスキー総研 主席研究員
サブカルやコンピュータ関係を得意とするライター兼編集者。(from WikiPedia)
佐々木 陽 株式会社GClue 代表取締役社長
宮城県立仙台第二高等学校卒、会津大学卒。宇都宮大学非常勤講師、株式会社FaBo代表取締役も兼任。
徳永 美紗 Code for Fukuoka 代表
九州大学理学部数学科卒業、数理学府修士課程修了。今年退職した株式会社シティアスコムの在任中よりCode for Fukuokaの活動に入る、2児の母であり子育ての真っ只中にいるエンジニア。2018年からCode for Fukuoka代表。
地方創生・地域活性の取り組みは日本各地で行われており、その中で重要となってくるのが民間主導で地域が自律的に成長・発展する「かせぐまちづくり」です。本プログラムでは「かせぐまちづくり」の考え方を踏まえ、「Design For NEW-NORMAL」をテーマにニューノーマルの社会の在り方について、各種事例を通じて考え、参加者相互の対話などを通じて、共有する場を提供させていただきました。特に今回は、ニューノーマルのための「社会変容」はどうあるべきかを、実践事例を踏まえて探求していきました。
日 時:2021年1月14日(木)19:00~20:30
場 所:オンライン(ZOOM)
プログラム:
19:00~19:15 | 趣旨説明 フィールド・フロー株式会社 代表取締役 渋谷健 |
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19:15~19:45 | 事例紹介①「ニューノーマルへの提言@姫島レポート」 多摩大学情報社会学研究所主任研究員 教授 公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所共同研究員 会津 泉 「ニューノーマルな地域の在り方」をテーマに、2020年に姫島で行われたリアルと オンラインのハイブリッド・ワークショップの成果を共有いたします。 |
19:45~20:15 | 事例紹介②「ニューノーマル時代のダイバーシティ &インクルージョン~シンガポール TomoWorkレポート~」 TomoWorkイニシアチブ・ファウンダー 百田 牧人 シンガポールでの障害者就労施策として展開する、日本発のダイバーシティ&インクルージョン・プログラム 「TomoWork」を通じて見えた、世界の潮流を共有します。 |
20:15~20:30 | ダイアログ フィールド・フロー株式会社 代表取締役 渋谷 健 登壇者および参加者相互の対話を通じて、 ニューノーマルに必要な“気づき”が何かを探求していきます。 |